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2014/5/29 東広島造賀地区の山田錦田植え(杉浦弘真wrote)

山田錦の田植え
今年は広島県で山田錦を育てている地域も見学に行きました。
八反草をお願いしている高宮町では八反系統の広島銘柄の品種を主に育てており、今回訪れた東広島市造賀地区では山田錦を扱っています。県内で住み分けがあるようで、高宮では山田錦は育てず、造賀では八反系は育てないそうです。
山田錦の苗
この造賀地区は富久長がある瀬戸内沿岸の安芸津町と同じく東広島市にあるため、それほど遠くありません。しかし標高は350mと高く、夏でも涼しい気候です。朝と昼の温度差があるので、米づくりには非常に向いている地域と言えます。
田植えを見ながら質問タイム
また、造賀地区は広島山田錦の郷として、一体となって取り組んでいます。「酒米栽培推進協議会」という組織があり、山田錦栽培の技術指導を行なっています。
写真はその中心となって指導をする、代表理事の腰本さんと、農学博士の前重先生。その奥で当社の今田・杉浦と話をしているのが、今回見せていただいた山田錦を育てている農業組合法人の代表理事である向山さん。
この地区では7つの農業法人がそれぞれ山田錦を育てていますが、その全ての品質を揃って向上させるよう、指導や研修を頻繁に行なっているそうです。
田植え後の様子
元気に育ったずんぐり型の苗を8条植えの機械で植えていきます。比較的若い人が多いのが印象的でした。栽植密度や肥料の管理などは土地にあわせて定められています。田植え時期も全ての法人で5月の下旬に揃えているそうです。
減肥・減農薬栽培試験田
今回見せていただいたのは減肥・減農薬栽培試験田で、肥料や農薬の管理を今後工夫していくための試験田でした。地区全体の印象として、山の水が豊富で陽当たり風通しがよく、山田錦を育てる場所として最適と感じました。
蔵からも近いですので、八反草ともども田んぼを見に行きたいと思います。

2014/5/25 高宮八反草の田植え(望月モンドwrote)

八反草の苗
今年初めて八反草契約農家さんを訪ねた。お会いできたのは田中さん、道免さんの二名。
 
はじめに田中さんと集会所で待ち合わせた。田中さんは、表情や眼差しは柔和で知性的で、加えて明るく覇気のある挨拶と日に焼けた顔がじょうずに調和して、受ける第一印象はとても気持ちのいいものだった。
そこからさらに4、5分走って田んぼへ到着。先導してくださった軽トラの荷台には山積みの八反草の苗。 案内していただいた田んぼは、背の低い山々に囲まれていて、東西をはしる農道と用水路を挟んで向かい合って並んだ北側。陽当たり、風通し、水利ともに良さそうな場所だ。昨年までは飯米を育てていた。

田中さん(息子さん)の田植え
この日は田中さん、25歳の息子さん、市内に住む弟さんの3人で田植えをして下さった。
自動車メーカーからJAに転職した息子さんは機械が好きなエンジニア。落ち着いた雰囲気をしていらっしゃるが、話しかけると笑顔を見せてくれた。子供のころから農作業を手伝っておられたそうで、この日も目の前で田植えをしてみせてくださった。田中さんからはほとんど指示が飛ばない。
田中さんの田植え
株間は始め21cmで植えていたのを、途中から25cmへ広げた。残りの苗の数をみて、田んぼにスペースを作らないようにするためだ。田んぼはやや砂地だとおっしゃっていたが、中に腕を入れさせてもらうと、柔らく、良く保水した泥の感触。指先から手首まで埋まってさらにもう少しの深さ。20~25cmほど耕しているという。
田中さん(息子さん)と望月
田植えが済んだ水田には肥料を20kg/10aほど撒いてやるのだという。追肥はしない。ゆっくりと時間をかけて、収穫までにちょうど稲が肥料を使いきる位の量を施してやるのがベストだという。除草剤は田植え前に一度使った。あとは様子を見て判断するという。
杉浦と話す田中さん

八反草を植えてもらう田んぼは全部で2反(20a)ほど。
一度目だから、とにかくやってみますよ。と田中さん。

道免さんはお昼前でも田んぼにおられた。
表情が豊かで、ニカッと笑い、よく話してくださる方だ。話し方に熱が感じられる。非常に研究熱心な様子で、具体的な数字もポンポン飛び出してくる。去年も幾度、兵庫の山田を見に行かれたか分からないそうだ。

道免さん
八反草の田んぼは代掻きをしているところだった。田植えは5月の末頃になるだろうとのこと。毎年だいたいその頃で、例年より遅いという事はないそうだ。
今年度、道免さん達は栽培面積をさらに7〜8ha増やし、全体で30haを超えたそうだ。3人いるメンバーは皆4月から一日も休んでいらっしゃらないようだった。

今年の夏はエルニーニョ現象で、東日本から西日本にかけて冷夏になると予想されている。昨年は逆に暑い日が続きすぎたせいで稲が肥料を使いきってしまった。そういうことが起こるのは予想の範囲内ではあったが、対応策を取らなくてもいけるという、指導員の方と共に決めた判断が結果失敗だったようだと語られた。今年は途中の段階でセンターへ土壌調査を頼もうかと考えていらっしゃるそう。
昨冬に雪も少なかったので川から遠い所は水不足も心配だ。稲が穂を出して実ってゆく7、8月の気候が一番大事なポイントだと道免さんはおっしゃった。